ベストセラー本『天才』の主人公として描かれ、最近話題に上ることが増えていますよね。

今の日本を作り上げた「戦後最大の功労者」とも「最大の極悪人」とも言われ、没後数十年経ってもこれだけ注目される政治家もなかなかいないでしょう。

改めて彼のプレゼンスキルに注目してみると、これまたとても興味深い。
策略家・田中角栄は、プレゼンにおいても戦略的に練り込んでいます。

特に優れているのがキャラクターの作り上げ方

彼のパーソナリティの「ポジショニング・マップ」を以下に作って見ました。

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論理的に、かつ高尚な言葉で「説明」することが多い政治家から自分を際立たせるために、あえて「平たい言葉」で国民の「感情」にダイレクトに訴えるようにしている。

以下は彼の言葉の引用。

「人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。」

こんな直球をあえて『粗野な』言い方で投げかけられると、あっという間に心を鷲掴みにされますよね?

いやー、深い。